【太平洋の日♪】

東京都港区の音楽教室 ミナトミュージックサロンです!
さて、今日11月28日は、「太平洋」の日です♪
1520(永正17)年11月28日、ポルトガルの航海者フェルディナンド・マゼラン氏が後にマゼラン海峡と命名される南米大陸南端の海峡を通過して太平洋へ出る航海に成功したことにちなんで記念日が制定されています。

航海時には天候が良く波も風もさほどない穏やかな日が続いたため、マゼラン氏はこの海を 「平穏な海」と表現しました。
そこから訳され「太平の海」の意味を持つ太平洋が名付けられたとされています。

また、マゼラン氏はその後世界初となる船での世界一周を成し遂げ、
「地球は丸い 」
ことを証明しました。

そんな11月28日におすすめの曲は、ショパンの練習曲作品25-12「大洋」です。
この曲は「大洋のエチュード」という愛称で知られ、その名の通り、まるで果てしなく続く波のうねりを音楽で描いたかのような壮大な作品です。両手のアルペジオがまるで大海原の波のように流れる一方で、右手のメロディが美しく浮かび上がり、まるで太平洋の穏やかさと力強さが交錯しているように感じられます。

マゼラン氏が航海で感じたであろう、平穏と冒険の緊張感がこの曲には込められているようにも思えます。
特に、クライマックスに向かって高まる波のような音のうねりは、聞く人に感動を与えると同時に、自然の壮大さを改めて感じさせてくれますね。

ミナトでも、この曲を目標に練習している生徒さんがいらっしゃいます。

また、ショパンの「大洋」は少し難しい…という方には、波のようなアルペジオが美しい簡単な曲から挑戦してみるのもおすすめです。例えば、ドビュッシーの「アラベスク第1番」やラヴェルの「水の戯れ」は、波の動きに似た流れるようなフレーズがありとても美しい作品です。

「太平洋の日」をきっかけに、音楽の中で自然や歴史を感じてみませんか?

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