教室の視点からみた発表会

発表会に対して、皆様どんな印象をおもちでしょうか?

生徒さんからみた発表会は、

「ぜひ出たい!!」
「絶対出たくない!!」

たいていこのどちらかに分かれます。ここは異論ないと思います。

「出演を強制されるのはいや」

という方が多いのも最近の風潮です。

音楽の先生としてみたときの発表会は

「絶対に出るべき!」

これに異論を挟む音楽家は少ないと思います。発表の場に出ないとひとりよがりで、上手くなりませんからね。自分の生徒さんにはうまくなってほしいとみんな思っています、だからこそそう思うのです。

では、教室経営者としての視点でいうと?

「出来るだけたくさんの人に出てほしい」

音楽の先生としてみた時とだぶっているように見えますがちょっと意味合いが違いまして、経営サイドは収支を気にします。赤字ならやる意味がないし、出来るだけ多くの人が出てくれればその分利益が見込めますから。

べらぼうに生徒数がおおいミナトみたいな教室であれば、出ても出なくてもどうせ出演者満員になるのでいちいち気にしないのですが、生徒さんが少ないお教室も多くあります。例えば20人の教室で、生徒が出るや出ないやいっていると、例えば5人しか出ない、となるとホールを借りるのに10万円かかるとするとひとり1万円程度の参加費では赤字になってしまいます。かといって2万円以上を設定するのもつらいし、極端な話2人しか出なくても赤字で泣く泣く実施ということも。

こういった事態を避けるためには、生徒さんからやいやい言われても、「発表会は強制です!」と個人教室さんは規約などに書いてしまってもいいのではないかなとも思います。生徒さんから反発必至なのでそこがつらいところですけどね。

ミナトは発表会は自由参加ですが、年6回も発表会あるのに逆に生徒が多すぎて出られないことが多いので早めに参加表明してください。強制はしていませんが、やはり上手になっていただきたいですし、参加はお勧めしておきたいと思います。出たほうがいいのです必ず本当は!でも自由意志を尊重する形態をとっています。

個人教室で習われておられる方々におきましては、ご自身のご都合もおありだとも思うのですが、先生も色々と大変ですので、ご明察いただきまして、うちがいうようなことでもないのですが、、、ぜひ参加してみられてはいかがでしょうか。いろんな意味で、先生もお喜びになられると思いますよ。