【シルヴィ・ギエム生誕の日】

こんにちは!
東京都港区のクラシック音楽教室・貸練習室のミナトミュージックサロンです。

今日、2月25日は“100年に一度のバレリーナ”と称されたシルヴィ・ギエムの誕生日です。
ちょうど60年前の今日、1965年2月25日に生まれた彼女は、驚異的な柔軟性と鋭い感性、圧倒的な技術を持つバレリーナとして世界を魅了しました。

そして、2015年の年末ジルヴェスターにて、日本での引退公演で踊ったラヴェル「ボレロ」は、まさに伝説となりました。

「ボレロ」は単純なリズムと旋律が徐々に高まり、壮大なクライマックスへと向かう音楽です。
ギエムはこの曲を、静謐な緊張感と爆発的なエネルギーのコントラストで表現しました。
舞台の上で、まるで火が灯るように少しずつ動きを重ねていく──そのダンスは、音楽と一体となり、観客を圧倒しました。ギエムの「ボレロ」は単なる踊りではなく、音楽の本質そのものを体現する芸術だったと思います。

実は、「ボレロ」はオーケストラだけでなく、ピアノでも演奏できることをご存じでしょうか?
最近は、ピアニストの角野隼斗さん(かてぃん さん)が、コンサートにて一人で「ボレロ」を奏でていらっしゃいました。
オーケストラの響きを鍵盤で再現しながら、音楽をドラマティックに構築していく演奏には、ダンスと同じく緊張感と高揚感があります。

音楽と踊りに共通するのは、「表現することの素晴らしさ」です。ぜひミナトで一緒に楽しみましょう!

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