【音楽と絵画のつながり】

11月14日は、フランス印象派の巨匠 クロード・モネ(1840–1926)の誕生日でした♪
光の色、空気の揺らぎ、水面に映る一瞬の表情――モネが描いた世界は、今も多くの人の心を静かに震わせます。

実は、クラシック音楽の世界にも“印象派”という流れがあり、ドビュッシーやラヴェルがその中心となりました。彼らの音楽は、明確な輪郭よりも、色彩のグラデーションや空気感を大切にしていて、まさに絵画の印象派と呼応するような世界観を持っています。


🎨 モネとドビュッシーの「光」をめぐる共鳴

ドビュッシーの《海》や《映像 Images》を聴くと、波のリズムや光の反射が音で描かれているように感じませんか?
モネが筆で描いた光のきらめきを、ドビュッシーは和音や音の層を重ねて表現しました。

特に、モネの代表作「睡蓮」シリーズの前に立つと、時間が止まったような静かな世界に包まれますが、これはラヴェルの《水の戯れ》にも通じる透明感があります。
視覚と聴覚で“水と光”を味わうことができるのは、印象派芸術の面白さですね。


🌿 毎日の練習に、少しだけモネの感性を

クラシック音楽を「音」としてだけでなく、“色彩や空気感として味わう”ことも大切です。

同じ曲でも、
	•	朝の柔らかい光
	•	夕暮れのあたたかい空気
	•	雨上がりの湿った空気

こうした環境の違いで、音の表情は驚くほど変わります。

今日のようにモネの誕生日をきっかけに、
「この曲をモネが描いたら、どんな色になるだろう?」
と想像しながら練習してみるのもおすすめです。

音がより自由に、のびやかに広がる感覚を味わえるかもしれません。

🌼 港区から、芸術の秋を

秋は、絵画・音楽ともに感性がよく響く季節。
音楽と美術を一緒に感じる時間を作ってみてはいかがでしょうか?

ミナトミュージックサロンでは、クラシックをより豊かに楽しめるレッスンを行っています。
音の色彩を感じるひとときを、ぜひご一緒に!

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