皆さん、こんにちは!
東京都港区の音楽教室&楽器練習室「ミナトミュージックサロン」です。
今回は、日本の音楽文化に深く根付く「帝国劇場」についてお話ししたいと思います。
帝国劇場は、1911(明治44)年2月10日、東京都千代田区丸の内に日本初の洋風劇場として完成しました。
開場当時の日本では、木造建築の劇場が主流でしたが、帝劇は西洋のルネサンス建築様式で設計され、白煉瓦やコンクリートを使用した洋風劇場として誕生しました。
この画期的な劇場は、日本のエンターテインメント文化の中心として発展し、開場当初からオペラ、バレエ、歌舞伎、観劇など、さまざまな公演が行われていました。
当時、「今日は帝劇、明日は三越」という宣伝文句が流行語となったそうです!
これは、帝国劇場で素晴らしい舞台を鑑賞し、翌日は三越でショッピングを楽しむという、当時の文化的なライフスタイルを象徴する言葉でした。
この言葉からも分かるように、帝国劇場は多くの人々に愛され続け、現在でも「帝劇」という愛称で親しまれています。
帝国劇場では、数々の名作が上演されてきましたが、その中でも特に多くの人々に愛されているのがミュージカル「レ・ミゼラブル」です。
フランス革命を背景に、人間の愛と希望を描いたこの作品は、日本でも長年にわたって多くの観客を魅了してきました。
つい先日、帝国劇場での「レ・ミゼラブル」の公演が千秋楽を迎え、多くのファンが感動に包まれました。
筆者も観劇しましたが、名曲「夢やぶれて」「オンマイオウン」「民衆の歌」「彼を帰して」など、心に響く楽曲が劇場に響き渡り、観客とキャストが一体となる瞬間はまさに音楽の力を感じさせるものでした。
また、先月のミナトのサントリーホール発表会でも、「夢やぶれて」を素敵な衣装で歌われた子どもの生徒さんもいらっしゃいました!
帝国劇場が果たした役割は、日本の音楽文化の発展にも大きく貢献しました。オペラやバレエの公演を通じて、西洋音楽が広まり、多くの音楽家や演奏家がその舞台で活躍する機会を得ました。
私たちも、音楽を愛する皆さんとともに、歴史を大切にしながら、質の高いレッスンや楽器練習の場を提供していきたいと思っています。
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