ミナトには、たくさんのお子さんの生徒さんがやってきます。見ていると親御さんはできるだけ子供の意志を尊重してあげようとしているんですね。

しかし、子供の状態であれば、いい先生なのかどうなのかの判断もつきません。せいぜい、このお姉さん優しいかな、怖いかな、それ位です。

僕が思うに、親御さんが、しっかりと先生を見て決めてあげるのがいいと思うのです。「～ちゃん、楽しかった？」という聞き方はそれはそれでいいと思うんです。しかし、まだ子供です。判断力が大人ほど無いんです。参考程度にとどめるべきだと思います。

ミナトにはそれこそ都内最高とも思えるような先生方が集結しています。誰に習っても、音大入学レベルまで十分教授可能な本当にハイレベルな先生ばかりです。しかも厳しくなくて優しい先生ばかりという。クラシックを他の教室で習われたことがあることならびっくりするような本当に素晴らしい先生たちです。

そしてクラシックは、子供が行きたくないだのなんだの言っても、続けさせないと芽が出ません。練習しないと上達しません。

そういう世界にお子さんを置いて、時には優しく、時には厳しく続けさせてあげる環境を作るのが、親御さんにとっていかに難しいことかということは想像に難くありません。しかし、確実なのは、そのようにして根気強く習わせ続けてあげたならば、絶対に、将来、未来永劫　子供から感謝されるということです。

クラシックピアノであれバイオリンであれ、続けていくということはとても大変なんです。大人でも、続けることは難しい。子供ならばましてや、ですよ。そこを親がしっかり横からサポートしてあげることがとても大切です。そのためにはどうすればいいか。

僕は、親御さんも何か始めることだと思います。つらさ楽しさを共有することで、真の信頼関係が生まれ親子という血の絆以外に、音楽の友という絆も生まれてくるのです。

お金のこともあるし、子供の意見だけでなく親の意見も、時には子供の意志に反してでも続けさせないといけなかったりと大変ですが、お子さんの音楽能力を育て上げると本当にいいことばかりなのです。

その上、親も習うとなると本当に大変。しかし、がんばった後には、かけがえの無い芸術という財産をわが子に与えることができ、素晴らしい音楽の絆でもつながれることになるんです。親御さんがんばってください！！とエールを心から送りたいです。