7本指のピアニスト、西川 悟平さんのコンサート

たまには音楽教室の受付らしい内容をひとつ(汗

7本指のピアニスト、西川 悟平さんのコンサートに行ってきました。

20代の時に単身NYに渡るも、病気により10本の指がすべて動かなくなるという難病に遭遇。その後、5人の医師に「ピアノは一生弾けない」と宣言されるもあきらめず、7本の指を動かせるようになりピアニストとして復帰。アメリカ・カーネギーホールという由緒ある大ホールで喝さいを浴びる。

というプロフィールを、この日初めて知りました!だって普通にミナトピアノ練習室ご利用いただいているので普通にお会いしているんですもの。

偶然 先日お部屋の前を通りかかった時に、ドア越しにピアノに込めるオーラが溢れてきていました。ピアノに何を込めちゃってるんだこの人は!? 上手い人、芸術的な演奏をするピアニストならば多くいますが、ピアノの文字通り、いち音いち音にここまで思いを込めるピアニストは、そういないのでは。いや、音楽家がひとつの音にどの位こだわっているかはよーく知った上で、彼の音には、「何か」ある。

そんな期待を胸に会場に向かいます。

コンサートが始まると、

「ピアノコンサートと思うとずっとピアノを弾いてばかりと思われがちですが、結構 喋ります! いつ弾くんだっていうくらい(笑」

と当の本人のアナウンス。

こんな軽やか~な感じではじまりまして、半分トークショーのような感じでした。直接会って話していると そのような不自由な体の一部との葛藤などまさに微塵も感じない。これも彼の大きな魅力の一つでしょう。

綺麗なピアノの旋律からはじまり、中盤、後半に移りゆくに従い演奏は激しさを増します。しかし、一般的なクラシック音楽コンサートとは何かが違う。

弾いているのはクラシックがメインなのですが、上手下手というより、ソウルやオーラをピアノに込めてその空間に流し込んでいる、そんなイメージを持ちました。

またピアノの腕に負けず劣らず、流れるようなトークが聴衆の心をがっしりとつかんで離さない。

ホームレスに助けられたり助けたり、憧れの人と共演したり、小学校でリコーダー持って立たされたところがパナソニックのCMに出たりと、非常に面白い人生を送ってきた方で、「7本指のピアニスト」のタイトルからは想像が全く出来ないほどひょうきんで、お笑い芸人かというほど底抜けに明るくポジティブな方で、感銘を受けました。

Everything‘s gonna be alright.

これを100回位 念じ続けたらうまくいった、と壊れた飛行機も修復し、間に合わないはずのスケジュールをポリスを捕まえて間に合わせるというもう何が何だか分からない!? ネタバレになるのでこれ位で止めておきますが、GOHEIワールドに聴衆は魅了されっぱなし!!! 行ってよかった、たくさんの人にぜひ聴いてほしい!!! 

ご興味がおありの方は、下記のリンクからコンサート情報をぜひチェックしてみてください♪ 追記:すっごいイケメンさんでもあります!!

公式URLはこちら!↓
https://goheinishikawa.com/