🎹 7月18日はグレン・グールドの日?
~伝説のバッハ演奏が始まった日~
こんにちは!
東京都港区のクラシック音楽教室 ミナトミュージックサロンです。
今日はちょっと音楽史にまつわるお話を。
1955年の7月18日、カナダの名ピアニスト グレン・グールド(Glenn Gould)が、初めてアメリカでの演奏旅行をスタートさせた日だということをご存知でしょうか?
この年、グールドがJ.S.バッハ《ゴルトベルク変奏曲》の録音を行ったことで、一躍その名が世界に知られるようになりました。
その演奏は、それまでのバッハ演奏の常識を覆すような、斬新かつ明晰、そしてどこか知的ユーモアのあるスタイル。
グールドの存在は私たち音楽家にとって伝説的な存在です。
🎧 グールドの《ゴルトベルク変奏曲》が特別な理由
グールドの《ゴルトベルク変奏曲》は、今では2つのバージョンが有名です。
1955年録音: 若さと勢いに満ち、非常に速いテンポ。鍵盤の上で遊ぶような軽やかさが魅力。
1981年録音: 熟年期のグールドによる、瞑想的で深く構築された音楽。時間の流れや人生を感じさせる名演。
特に1955年版は、今日紹介した7月18日のアメリカ演奏旅行開始と時期を同じくしており、まさにグールドの伝説の始まりとも言えるタイミングです。
グールドのように、自分だけの解釈で音楽に取り組む姿勢は、柔軟で素晴らしい考え方だと思います。
音楽には「正解」は一つではありません。
ただ楽譜通りに弾くだけでなく、「どう弾きたいか」「どう聴かせたいか」を常に考えながら練習することで、演奏はもっと豊かになります。
クラシックや、バッハが苦手…と思っている方も、グールドの録音を聴いてみると、意外と「楽しい!」「おしゃれ!」と感じられるかもしれません。
ミナトでは、初心者の方からコンクールを目指す方まで、それぞれの目標や興味に合わせて、丁寧にサポートいたします。
体験レッスンのお申し込みも、お待ちしております!