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8月13日と「君が代」〜音楽の小話〜
みなさん、こんにちは。
ミナトミュージックサロンです。
今日、8月13日は1999年に「国旗及び国歌に関する法律(国旗国歌法)」が公布・施行された日。
これにより、日本の国旗は「日章旗」、国歌は「君が代」として、正式に法律で定められました。
といっても、日章旗や「君が代」はずっと昔から慣習的に使われてきたもの。
法律で明文化されたのは、この日が初めてだったんですね。
さて、この「君が代」、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
厳かな雰囲気…? ゆったりとしたテンポ…?
実は音楽的に見ても、かなり特徴的な曲なんです。
まず、世界の国歌の中でも珍しく非常に短い。演奏時間は約45秒ほどで、ほとんどがゆるやかな進行。
音域はたったの1オクターブしかなく、日本語の歌詞に寄り添うように旋律が組まれています。
その独特のメロディは、平安時代から伝わる旋法(律旋法や宮廷雅楽の音階に近いもの)を感じさせ、まさに日本らしい響きです。
普段は学校や式典で耳にすることが多い曲ですが、音楽的に分析すると、短いながらも奥深い構造を持っているのが「君が代」の面白さ。
当教室の作曲クラスやソルフェージュの時間に題材として取り上げると、みなさん「え、こんなに工夫されていたんだ!」と驚かれます。
8月は夏休みの方も多い季節。
少し時間がある時に、国歌をただ聞くだけでなく、音の成り立ちや歴史背景に耳を傾けてみるのも素敵な音楽の楽しみ方かもしれません。
それでは、今日もよい音楽時間を♪
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