皆さま、こんにちは。
東京都港区の音楽教室、ミナトミュージックサロンです。
8月は、私たちにとって「平和」について静かに考える季節でもあります。
8月6日は広島、そして8月9日は長崎に原子爆弾が投下された日です。
広島では8月6日、長崎では8月9日に、それぞれ平和を願う式典が行われ、犠牲となられた方々を悼み、世界の平和を祈る時間が持たれます。
遠い過去の出来事のように感じてしまうこともあるかもしれません。
けれど、そこで失われた一人ひとりの命には、それぞれに家族がいて、友人がいて、日々の暮らしがありました。
そのことを忘れずに、毎年この時期に立ち止まって思いを馳せること。
それも、今を生きる私たちにできることの一つなのではないでしょうか。
音楽には、不思議な力があります。
言葉ではうまく表せない悲しみや祈りも、旋律に耳を傾けることで、静かに心の中に広がっていくことがあります。
もちろん、音楽だけで戦争をなくすことはできません。
けれど、一曲の音楽を聴くことで誰かを想い、過去に起きたことを知り、平和について考える。
その小さな時間が、一人ひとりの心の中に残っていくことには意味があるように思います。
フォーレ《レクイエム》より「ピエ・イエズ」
この時期に、静かに聴いていただきたいクラシック曲があります。
フランスの作曲家、ガブリエル・フォーレの《レクイエム》より「ピエ・イエズ」です。
レクイエムとは、亡くなった方のためのミサ曲。
フォーレの《レクイエム》は、激しい悲しみを前面に出すというよりも、全体を包み込むような穏やかさと優しさを持った作品です。
その中でも「ピエ・イエズ」は、澄んだ歌声が静かに響き、まるで祈りそのもののように感じられる一曲です。
8月6日の広島。
8月9日の長崎。
そして、戦争によって命を失ったすべての方々。
そんな一人ひとりに思いを馳せながら、この曲を聴いてみるのもよいかもしれません。
スマートフォンを置いて、少し照明を落として、音楽だけに耳を傾けてみる。
静かな旋律の中で、
「どうか安らかに」
「二度と同じことが起こりませんように」
「これからも平和な日々が続きますように」
そんな思いをそっと心に浮かべてみてはいかがでしょうか。
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