モスクワ音楽院ってどんなとこ?

ミナトには何名かモスクワ音楽院ご卒業の先生がいらっしゃいます。

ロシア国内の音楽教育機関で最高の権威を持つ音楽大学、モスクワ音楽院。ここの音楽大学は世界の中でも最高峰のひとつとして挙げられ、日本でいうところの藝大のような位置づけであります。

ピアノの野間先生もこちらのご出身なのでどんなところなのか聞いてみました。

「3日で曲を仕上げてこないといけないですよ」

「エッ!」

「3日で曲仕上げて、さらに暗譜してこないといけない。先生に楽譜取り上げられて弾かされます」

3日で、弾けるようになるだけでも大変なのに、暗譜まで!? ロシアは音楽大国としても有名で、その中の最高峰の大学に海外から行くということは非常に高いレベルの音楽能力と研鑽が必要であることがお分かりいただけると思います。

もうひとり、チェロのYuran先生という先生がいらっしゃいます。韓国ご出身の方ですが9歳からずっとロシアにいらしておられ、日本にいらっしゃいました。日本語ペラペラです。

モスクワ音楽院を出て、さらに博士課程に入り、音楽芸術博士号(DMA)を最高点で取得。Gaidamovich国際コンクール第2位(ロシア)Sinyaya Ptitsa国際コンクール第3位、特別賞受賞。(ウクライナ)A.Gi.Mu.Sイタリア国際コンクール第3位(イタリア)ロストロポービッチマスタークラス参加。

経歴だけみてももうなんといったらいいか分からないレベルで、野間先生もそうですがこんなレベルの先生達が教えている音楽教室はホント ミナトくらいなもんですよ…。このチェロのYuran先生とても礼儀正しい先生でして、彼の演奏を一度聴くと、きっと誰もがチェロをやりたくなることでしょう。チェロが生き物のように、哭いているんです。すごい!

本日も、他の教室の体験も受けてから決めますという大人の方が、ほかで受けてきて「時間の無駄でした、ぜひミナトに入会したいです」とおっしゃっていただきました。

こんな素晴らしい先生たちと素敵な生徒さんたちに囲まれて仕事ができることは本当に幸せなことです。皆さまいつも本当にありがとうございます。m(_ _)m