いいヴァイオリンを欲しい人は多いのですが、よい弓を欲しいという声はあまり聞きません。

 

ここで声を大にして言いたいです。

弓って、大事なんですよ！！！

弓によって弾きやすさが全然違います。音色もかわりますし、上達のスピードも全然違います。本体価格の２分の１～３分の１と言われていますが、個人的には弓だけめちゃくちゃいいやつにしてもいいと思っています。

 

※ここからは完全に個人の考えなので、先生の意見とは違うかもしれませんのであしからず※

弓は数千円のものから数千万円のものまでありますが、まず数千円のものは論外として、

 

・１万円～１０万円前半　→　自分は違いがよく判りません。このあたりを買うなら１～３万円でいいと思います

・１５万～５０万円　→　アマチュアであればここらあたりがまともと言われるレベル　趣味でやるならこの辺りがあればいいですね

・５０～１００万円　→　高級弓。この価格帯ではフランス産の弓も入ってきます。フランスの弓はとても人気がありプロも使います

・１００～５００万円　→　実用レベルの最高級。ここらを持っていると、ヴァイオリンをロッカーに入れているとカギを壊されて盗まれる可能性があるので要注意（音大で本当にあったらしいです）

・それ以上　→　骨董品的な価値が付加された超最高級、プロでもそうそう持っていない、最高のヴァイオリニストたちに愛される弓　保険かけないと弾くのが怖いレベル

 

超～～高い弓になると、２０００万円以上のものも出現してきます。

 

有名どころだと、１００万円～だとピエール・ギョーム、バザン、５００万円～だとサルトリ、ペカット、シモン、１０００万円～トルテ、ペルソワ　あたりです。

 

ヴァイオリンに、有名なヴァイオリンのガルネリやストラヴィヴァリウスのコピーが３０万円くらいであるように、トルテのコピーなども数十万円～で手に入ります。もちろん本物には及びませんが、ある程度音色は似ているので、そういう弓もなかなか良かったりしますよ。

 

本体だけでなく、弓で上達スピードも音色もものすごく変わります。すでにヴァイオリン本体をお持ちの方は、いい弓を持てば本当に変わるので、ぜひ先生に相談してみてください。